こんばんは。はっちです。
お金の分野ではセミリタイヤに向けて、まずは資産1000万を作ることを目標に日々コツコツ投資しています。
今回はその金融資産の中で、
「確定拠出型年金制度(企業型)」を見直すことがあったのですが
せっかくの運用なのに、無駄にしてしまっているポイントが多かったので、
私の失敗を元に、加入している人に向けて見直しのポイントについて記事にしてみました。
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うわっもっとこうしていれば・・・という後悔もあると思いますが、
今日から見直して、最適解を見出しましょう!
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この記事はこんな方向けです。
・新しく入社した会社で確定拠出年金(企業型)の制度があるが、何の商品を選べ良いかわからない人
・入社した当時、確定拠出捻出に入っているが、何の商品に投資しているか分からない人
後者の方々で、入社当時に加入し会社が毎月積み立てている方も多いかと思います。
ただ、実際自分がどの商品を選んで運用しているか把握している方はいらっしゃいますか?
わかる!って方はこの記事を読む必要はないと思いますが、、、
逆になんだっけ?どうだったっけな?と思う方は是非最後まで記事を読んでいただければと思います。
また、新卒や転職でこの制度をもっている企業へ転職された方などは、
選ぶべき商品と投資家への1歩として、自分の資産状況を考えるきっかけになるかと思います。
まずは、確定拠出型年金(企業型)とはどのようなものか説明します。
新しく加入される方は、内容を大枠で理解するという目的で読んでみてください。
確定拠出年金とは?
簡単に言うと、60歳以上になった際に受け取ることができ、自ら運用商品を選び運用していく年金の1種です。
(加入者は2021年6月時点で750万人と増加傾向です。)
会社員の方であれば聞いたことがある国民年金や厚生年金は、その道のプロが運用しますが、
この確定拠出型年金は自らの手で運用商品を選べることがポイントであるため、
その商品選びが非常に大きな要素になっています。
また、60歳までの運用益(プラスになったお金)には税金がかからないため、
長い年月をかけて、いかに運用益を出すかが老後のゆとりに繋がります。
(通常、利益に対して20.315%の税金がかかります。)
なぜ、運用商品の見直しが必要なのか?
それは、現状の運用者の投資先に注目することによって見えてきます。
下記のグラフは2021年12月時点の上位グループ(左側)と全体の投資先(右側)です。
全体では元本保証型に投資している方が多いのが分かります。
その一方、良い成績を残している上位20%を見ると、52%が外国株式になっており、
元本保証型はたったの4%しかありません。
そのため、運用成績を上げようと思うと、元本保証型を避ける方が良いということが分かっていただいたと思います。
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(引用元:https://www.j-pec.co.jp/dcnavi/u070mypage/g02001.do)
かと言う私も初めて確定拠出年金の運用を始めた時に元本保証型を選んでしまっています。
元本保証型は安定性は抜群ですが、運用益を期待できないので、正直預金と変わりません。
20代のリスクの取れる年代に一番不向きですが、このタイミングで、気づくことができ良かったと思っています。
皆さんも、運用益の非課税というその利点を活かした商品に切り替えるとことによって、
この上位20%のグループに入り、せっかくの制度をうまく活用していただければと思います。
結論
★ 20代から40代の方で元本保証型にしている方はその割合を徐々に外国株式にポートフォリオを組み替えましょう。ということです。
年齢とリスク許容度によって、商品を選ぶべきですが、外国株式100%は極端ではありますので
20代から40代の方までは元本保証型にしている割合を極力減らして運用していくことをお勧めします。
かという私は20代であり、リスクも取れる
かつ株式の知識もついてきましたので、徐々に慣らして外国株式を100%にしています。
もちろん元本保証型が必要になる場面もでてきます。それは50代になり引退が見えてきた世代です。
株式市場は日々動きます。
今もロシアによるウクライナ侵攻で株価は値下がりしておりますし、不安定な状態では日々、株価が左右する状態です。
例えば引き落としが可能になる60歳になった際にこういった世界情勢が不安になった時を迎えると、
せっかく増やした運用益が減る可能性もありますし、最悪の場合はマイナスになる可能性もあります。
そのため、そういったリスクを考えた時には元本保証型または、
債権などの安全性が高いところにお金を動かし守っていく動きも大事です。
よって、自分の状況や取れるリスクによって投資商品を避ける動きが必要となるのです。
その中でも比較的若い世代は、自分の60歳になった時は想像することは難しいため、リスクを取って元本保証型になっている部分を少しでも株式に回し、運用益をつくっていく動きが必要かと思います。
でも、そもそも元本保証型の運用商品がそんなに良くないのか?という疑問を抱いた方向けに
少しデメリットと資産を守る以外のメリットをお話していきます。
デメリット:理由① 元本保証は複利の効果がない
複利とは、利子にも利子が付き資産が増えていくことを言います。
例えば、100万円が年間2%の利回りで運用すると、102万になります。
それに次の年は2%がさらにつくため104万400円となり
・3年目には106万1208円
・4年目には108万2432円
・5年目には11万4080円
と利回りが増えた金額に対してかかるため、年数をかければかけるだけ雪だるま式に増えていきますし、長期で運用をしていると短期の下げも平均して弱めることができます。
これが元本保証型ですと、値上がりはなしですし、利子は銀行金利は0.002%が一般的ですので複利の恩恵を受けるには、利子が低すぎて、運用益を見込むことはできません。
複利のイメージです。
![](https://hacchi-kabu.com/wp-content/uploads/2022/03/money-g7c6639eff_1280-1024x691.jpg)
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デメリット:理由②元本保証型の時間的制約
商品の中には、保険商品と一緒になり5年の制約があるものもあります。
これが厄介なものでして、購入したタイミングから5年となるので、
2020年1月に購入したものは2025年1月までだが、2022年1月に購入した場合は満期が2027年の1月となります。
こういったことが起きると、他の商品の方に投資する方が複利の効果も見込めるため、
かなりの機会損失になるかと思います。
そのため、そこまで待ってられません!という方には、これから購入する分の割合を減らすか、もしくは一括売却をして別の投資先を検討するのをお勧めします。
(現に私は機会損失を考え、一括売却しました。)
また、デメリットだけですと、フェアではないと思いますのでメリットもお伝えします。
メリット:保険商品の場合
例えば、ケガによる死亡の場合には、積み立て残高に10%を上乗せした金額が保険金として支払われるようです。
うーん、これは持論ですが運用商品と保険を組み合わせのはおすすめしません。
どっちつかずで、正直「保険は保険」運用商品は別と区切ってしまう方が効果が高いと思います。
じゃあ、どの商品を選べばいいの?
ここまでで、確定拠出型年金制度に元本保証型は資産形成においては、向かないのか説明してきました。
じゃあ、どういったポートフォリオを組めばよいのか?と思われると思いましたので、
私のポートフォリオの割合をお伝えします。
私は20代後半ですので、アクティブな運用をベースに外国株式100%のポートフォリオになっています。
ちなみに株式市場でのそれぞれを簡単に説明すると、こういう特徴があります。
・外国株式
→主に米国が中心 株価は全世界では右肩上がりの傾向があり、かつ世界に分散しているためリスク分散可能。
・日本株
→日本に住んでいるので、自国通貨の日本円で購入可能。上記により為替リスクを減らしやすく得策。
だが、株式の値上がりの見込みが低い。
・外国債権
→株式市場よりも安定だが利回りは低い。株式が上がれば債権の利回りが下がり、株式が下がり不安定な状態になると債権利回りが上がるという株式とは逆の動きをするため、中立的な商品として採用されることが多い。
最後に
確定拠出年金の運用について、見直してみよう。投資する先を考えてみよう。というきっかけになったでしょうか?
もし、より投資に興味を持ったらNISAなど素晴らしい制度もございますので、調べてみることをお勧めします。
下記の記事が参考になるかと思います。
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最後に皆さんの資産増加に少しでも協力できていれば嬉しいです。
それでは。
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